品質マネジメントシステム

品質保証・管理活動の方針

日軽金グループは、品質方針に基づき、品質保証・管理活動を推進しています。また、特に重要な項目については運営方針を定め、積極的に取り組んでいます。

品質方針

特長ある製品とサービスを確実な品質および安全性とともに提供することにより、お客さまの信頼を確保する

2016 年度活動方針

1. 製品・サービスの開発から量産までの各段階で品質・安全性を確保する。
2. 品質・安全性の向上により、お客様の満足と信頼を獲得する。
3. 法令遵守、品質リスク管理の強化により社会的信用を確立する。
4. グローバル展開に対応した品質保証スキルを持った人財を育成する。


確実な品質と安全性を確保するための体制

日軽金グループは、品質方針に基づき、品質保証・管理活動を推進しています。また、日軽金グループの品質活動を強化するために、日本軽金属ホールディングス㈱社長直轄の「製品安全・品質保証統括室」を設置しています。
さらに、グループ会社の品質保証・管理責任者が指名するメンバーにより構成された「グループ品質委員会」を設置し、年度の品質方針の設定、品質問題の討議や情報共有などを行い、会社・部門の枠を越えた相互の品質意識向上のためのネットワークを構築しています。
(2016年10月更新)

品質保証・安全性確保のための組織体制

品質保証・安全性確保のための組織体制

DRと審査会議

日軽金グループでは、研究開発、試作、事業化に至る各段階において、DR(デザイン・レビュー)を行い、お客さまからの要求事項の適合性、設計・開発上の問題の検証など様々な角度から精査しています。
また、新規製品・新規事業はとりわけ大きな品質問題を引き起こすリスクが潜んでいるとの基本認識のもと、その発売、実施にあたっては、安全性、法令遵守、品質管理の実効性などの確認を目的とした審査会議の実施を義務づけるなど、厳格な検証を心がけています。
(2016年10月更新)

 

品質診断と法令遵守

日軽金グループは、毎年国内外の各拠点を対象に、品質診断を実施しています。品質診断は、日本軽金属ホールディングス㈱製品安全・品質保証統括室が各拠点を訪問し、品質保証・管理上の課題の抽出を行うものです。主な内容は、開発工程手順の明確化、製造工程のチェック、協力会社・購入部品の管理状況の確認、関係法令の遵守状況の確認などです。
 2015 年度は海外拠点を含む34 社54事業所に対して品質診断を行いました。その結果、製品・サービスの提供において、法令違反はありませんでしたが、品質管理の手法や分析方法などに課題があり、改善を進めています。
 また、日本軽金属ホールディングス㈱製品安全・品質保証統括室だけでなく、その他の事業所の品質委員も診断に参加し、2015 年度の参加者は9 事業所からのべ39 名となりました。この取組みは、受け入れ側にとっては異なる視点からチェックが入ること、参加者側にとってはさまざまな生産ラインや製品を題材に品質課題を解決する体験を通じて品質管理ができる人財の育成にもつながること、などを期待しています。
(2016年10月更新)

品質診断での現場確認の様子(タイ)
品質診断での現場確認の様子(タイ)
 

事例から学ぶ

日軽金グループは、品質に関する「失敗」を「財産」に変える取組みを行っています。失敗に対しては、当該部門だけでなくグループの品質保証統括部門や関係部門と協働し、真因の追及を行っています。そこでの成果は、品質改善能力向上プログラムの一環で行われている「品質自主研究会」や、グループの品質担当者で構成する「品質委員会」などで共有されます。
 また、他社で発生した事例も参考にし、同じようなことがグループで発生しないかどうか、点検しています。さらに、お客さまへの流出には至らなかった「失敗」も「財産」と捉え、真因を追及し、品質自主研究会や品質委員会などで共有しています。
(2016年10月掲載)

 

品質改善能力向上プログラム

日軽金グループは、工場の次世代の管理職を現場で実践教育する「品質自主研究会(品質自主研)」を実施しています。この活動は、グループ各社の工場のひとつを現場とし、その工場の品質に関する課題について、他の工場から集まったメンバーが現場で実際に品質改善をします。この活動により問題点を見つける目を養うことができ、また改善を実際に行うことにより、そのやり方を身につけることができます。
 2015 年度は5 回の活動を行い、計39 名が参加しました。量産前の不具合未然防止、クレームの低減、新工法における品質管理の確立、不具合の分析および対策立案方法などをテーマとして活動を行いました。
(2016年10月掲載)

  • 現場での活動
    現場での活動
  • 討議の様子
    討議の様子
  • 発表会
    発表会
 

製造現場での品質向上活動(NPS)

日軽金グループでは、各社の業態や製品に最適な品質向上活動を行っています。QC活動、小集団活動、NPS、改善提案制度など、さまざまなアプローチを製造現場で行い、品質管理水準の向上を図っています。ここでは、人財育成に貢献しているNPS活動について紹介します。

NPS活動を通した人財育成

NPS活動(New Production System)とは「経営効率の向上」と「人財育成」によって、最も効率よくモノをつくり、マネジメントしていく活動です。一般的な改善活動と違い、コスト改善や品質向上だけに留まらず、それらを担う人財の育成にも重点を置いた活動が特長です。日軽金グループでは、担当役員を置き、グループ全体で取り組んでいます。
「NPSトレーナー教育」は、さまざまな分野の人が一つの現場に集まり、1週間かけて生産ライン改善を行うプログラムです。設計、営業、製造、品質保証など、違った立場の人たちとの議論を通じて、自らのレベル向上を図ることができます。
こうした教育は、グループ各社で行われており、プログラムを修了したトレーナーは、各職場の自主研究会などで活躍しています。この活動は1984年から始まり、これまでに741名がトレーナーとなりました。
(2013年10月掲載)

活動風景

  • 作業改善活動
    作業改善活動
  • 発表会の様子
    発表会の様子

お客さまの声

大型マスト材製作時に、NPS改善でマスキングなしでの後皮膜(アルミ表面処理のこと)でのリードタイム短縮(作業に移るまでの準備時間の短縮)を実践し、コストダウンと、納期短縮をはかっていただき助かっています。(大手精密機器メーカーS社)

高堂 治様

NPS活動でコストダウンにつなげていただき感謝しています。工場ラインの景色が変わりました。
(㈱住軽日軽エンジニアリング 高堂 治様)