分析・試験体制

分析・試験体制

日軽金グループは、アルミニウムおよびアルミニウム合金を使用した製品を主に製造・販売しています。アルミニウムそのものはやわらかい金属ですが、シリコン、鉄、銅、マグネシウムなどの他の金属元素を添加することにより、さまざまな特性を持つアルミニウム合金に生まれ変わります。その添加量は、基本的には百分の一から百万分の一単位での管理が必要です。このため、添加元素が適量に配合されているかを確認するために「発光分光分析法」という方法を用いて試験を行います。また、製造されたアルミニウム合金が所定の性能を有しているかを確認するために、引張強度や伸びなどの機械的性能を確認する「引張試験」を行います。

これらの試験はそれぞれ専用の機器を使いますが、百万分の一単位の成分を管理するためには、機器そのものの誤差も問題になります。こうした機器の誤差も見逃さず、日軽金グループにおける組成分析や機械試験の正確性を確保するために、毎年発光分光分析と引張試験の拠点間のクロスチェックを行っています。クロスチェックとは、同じ条件同じ材料に対して複数の拠点で同じ分析・試験を行うことです。これにより、拠点間のわずかな差異を発見することができます。その結果を機器類の補正に反映させることで、分析結果の正確度の向上につなげています。

2015年度のクロスチェックは、発光分光分析14拠点、引張試験18拠点で実施し、問題のある拠点はありませんでした。
(2016年10月掲載)