日本軽金属ホールディングス株式会社

リサイクル

ドラムtoドラム
アルミニウムのリサイクル性のよさを活かして、地球にもお客さまにもやさしいしくみを作りました。

レーザープリンターのイメージ図

レーザープリンターのイメージ図

レーザープリンターの心臓部 感光体ドラム

オフィスなどに設置されているレーザープリンター、マルチファンクションプリンター(MFP)等の画像形成にはアルミ製感光体ドラムが用いられています。
感光体ドラムを用いた印刷の原理は、以下の通りです。

1.感光体が塗工されたアルミ製のドラムに電気を帯電させる
2.情報の詰まったレーザー光を当てることによりドラム上に潜在画像を形成させる
3.トナーを付着させ現像し、用紙に転写する

このため、感光体ドラムはレーザープリンター、MFP 等の心臓部となる重要なパーツです。
現在、日軽金アクト㈱は国内ドラム用切削管のトップサプライヤーとして、鋳造から押出、引抜、切削までの一貫管理を行っています。

加工スクラップの回収・再生

アルミニウムは融点が低いため、容易に使用後のアルミ製品を溶かすことができ、新地金とほとんど変わらない品質で再生することができます。さらに、二次再生合金を作るエネルギーは新地金を作る時に比べてわずか 3%※で済みます。
こうした特長を活かし、日軽金アクト㈱は加工で生じた端材や不良品を100%回収して再溶解し、再び新たなドラムとして生まれ変わらせるという「ドラムtoドラム」プロセスを業界で初めて確立しました。
現在、使用を終えたレーザープリンター等に使用されているドラムを取り出して再溶解・再利用するという試みもお客さまとともに取り組んでいます。
さらに、アルミ合金の開発や工法を改善することで、一本一本の肉厚を薄くし、加工スクラップの削減にも努めています。

※日本アルミニウム調べ

ドラムスクラップ回収実績

ドラムスクラップ改修実績