日本軽金属ホールディングス株式会社

物流で人と人をツナグ

  • お客さまとトラックメーカー、チーム日軽金のツナガリで、新規格ドライバン型フルトレーラを
    開発し、物流業界の課題解決に貢献します。
     

日本の物流業界の課題

ドライバー不足の解消、労働環境の改善
スピード配送のニーズに応えるための幹線輸送の効率化
配送によるCO2排出量の削減

 

 

  

新規格ドライバン型フルトレーラの開発

日本初、新規格連結全長21mのドライバン型フルトレーラは、需要の多い東京~名古屋~大阪間の当日配送を目指すヤマト運輸㈱と、貨物自動車国内販売第1位のいすゞ自動車㈱、軽量・高耐久などの特性をもつアル ミ製輸送機器製品開発に強みを持つ日本フルハーフ㈱の3社共同開発で生み出され、拠点間輸送の効率化に役立っています。
 この新規格フルトレーラは、「構造改革特別区域法」の特例措置として、分割可能な貨物を輸送する「長大フルトレーラ連結車による輸送効率化事業」が全国的に認められ、併せて法規制が緩和されたことにより、公道での走行が可能になりました。
 

お客さまとのパートナーシップが生み出した2.3メートル

操作性を損なうことなく、連結した車両間を最短にし、積載効率を可能な限り上げる。そんな難題をクリアした新規格フルトレーラは、従来規格の全長18.7mのフルトレーラと比較して、約23%の積載量アップを実現しました。これにより、従来26本しか積載できなかったロールボックスパレットを32本積載することを可能にしました。一度に多くの荷物を運べるようになったことで、配送時に排出されるCO2の削減や物流を支えるドライバーの働き方の改革にもつながることが期待されています。
 

ロールボックスパレット
ロールボックスパレット

※ロールボックスパレット: 陸運業や卸・小売業などで広く使用され、仕分場の一時保管や トラックへの積込場までの搬送に用いられる運搬用台車
 
 
 担当者の声

 この開発はお客さまからのご相談をきっかけに開発がスタートしました。日本国内の個人向け荷物輸送量が旺盛な中、よりスピーディな配送を求める荷主様の期待に応えたい運送業界にとって、積載量を向上さ せ、効率的な輸送を実現させることは大きな課題でした。
 トレーラの単純な長大化ではなく、積載効率とドライバーの操作性の向上などのご要望にお応えするためには、営業・開発・製造の協力、チーム日軽金の「ツナガリ」、そしてお客さまとの「ツナガリ」がなければ、この新規格フルトレーラは生まれませんでした。
 これからも、私たちは皆さまがより豊かで快適になるような商品開発を進めていくとともに、物流で人と人とがツナガる未来を創っていきます。

渡辺 英彦
日本フルハーフ㈱
開発第二部 主査 渡辺 英彦(写真中央)

小量物品取扱個数の推移

 
出所:国土交通省
新規格ドライバン型
フルトレーラ全体 
 
 
トレーラの連結部