日本軽金属ホールディングス株式会社

人権に関する取組み

サプライチェーンにおける人権デューデリジェンス

日軽金グループでは、サプライヤーとの人権方針の共有、CSR調達方針の共有を目的として、毎年、国内外のサプライヤーを訪問し、人権方針を含むCSR調達方針にご理解をいただき、実態を確認させていただいています。

今回は、東邦亜鉛㈱とナイカイ塩業㈱の取組みについて紹介します。
(2018年10月 更新)

 

環境との共生を通じあらたな価値を生み出す(東邦亜鉛㈱)

1937年創業の東邦亜鉛㈱は、採掘を終えた旧鉱山を数ヵ所保有しており、それら鉱山は鉱山保安法により管理が義務付けされています。同社は、閉山後も50年以上に渡りその管理を続けているなど、操業当初より環境との共生を強く認識し、地域との繋がりを大切にしながらCSR活動を進めていることが伺えます。また、従来は廃棄していた電炉ダストからの酸化亜鉛の再資源化や使用済み鉛バッテリーから鉛を取り出し再資源化するなど、事業活動と環境保全活動を直結した取組みも行っています。これらの活動はアルミニウム業界より先行して行われており、まさに有効資源回収のパイオニアとして、また地域にとってもなくてはならない会社としての評価を得ています。

東邦亜鉛㈱での意見交換の様子
東邦亜鉛㈱での意見交換の様子
安中製錬所(群馬県安中市)
安中製錬所(群馬県安中市)

 

地域の産業と文化伝承の担い手(ナイカイ塩業㈱)

操業190年という長い歴史を地域とともに歩んできたナイカイ塩業㈱は、常に地域と一体になった経営を目指し、今日に至っています。工場が立地する地域では、ノリ養殖などの漁業と塩の生産が地域の2大産業と位置付けられており、使用した海水の海への放流温度を管理することにはじまり、共存共栄の為の様々な取り組みが行なわれております。また、倉敷市児島にある創業者生家は野﨑家塩業歴史館として、地域の歴史と塩業の歴史の伝承に貢献しており、歴史ある企業としてのコミュニティ参画の在り方として高く評価されています。野﨑家塩業歴史館は旧野﨑家住宅として国の重要文化財に指定されています。

  • ナイカイ塩業㈱での意見交換の様子
    ナイカイ塩業㈱での意見交換の様子
  • ナイカイ塩業㈱本社工場(岡山県玉野市)
    ナイカイ塩業㈱本社工場(岡山県玉野市)

グローバル研修

日軽金グループは、世界の社会的課題を理解し、活躍できる人財育成のため、さまざまなプログラムを準備しています。例えば、他社交流や海外研修などを通じて世界のビジネス・スタンダードを学ぶマネジメント研修(延べ145人参加)や、海外に長期滞在するなどして実践を通じて国際感覚を身に付けるグローバル研修(延べ22人参加)などがあります。
(2018年10月 更新)

研修を終えて

文野宏是

日軽パネルシステム(株) 文野宏是
他社(タイ)およびニッケイ・サイアム社にて研修

日軽金グループで日本から海外へ赴任される方の多くは、マネージャーとして赴きます。しかし、私は研修生という立場だったため、現地の方々とフラットな関係で接する機会を多く持つことができました。この立場だからこそ築くことができた友情や学んだ文化は、私の視野を広げる大きなきっかけとなりました。こうして海外の感覚を持った仲間が増えることは、グローバル化を進める日軽金グループにとって大きなプラスになると感じています。

薬物のない職場プロジェクト

タイでは依存性薬物の乱用が社会問題となっており、各政府機関から民間企業に至るまでさまざまな組織、団体および個人が撲滅活動に取り組んでいます。

ニッケイ・サイアム社は2008年より、労働者の精神保健・麻薬乱用問題を解決するために、タイ労働社会福祉省が推進している「White Factory Projects(薬物のない職場プロジェクト)」に参加しています。

このプロジェクトに参加すると、任意の薬物検査を自主的に行う権限が与えられ、就業前の尿検査や、第三者による従業員の健康診断を実施することができます。そして、薬物を使用している従業員がいた場合は、通常の業務に戻れるよう、約2週間の有給リハビリプログラムを実施して、従業員の職場復帰を支援しています。会社側は、薬物使用者の情報を開示した場合は、人権やプライバシーの侵害で違法となります。

国を挙げての活動に積極的に取り組むことで、タイにおける薬物問題の根本的な解決の一助となると考えています。

※White Factory Projects(薬物のない職場プロジェクト):薬物乱用問題の予防および解決について雇用者と労働者を啓発し、薬物依存を無くしていけるようその職場や家族や地域社会で持続的に見守っていくことを目的としたプロジェクト。2001年に開始され、約75,000社が参加している。
(2014年10月 掲載)

海外展開にあたっての教育活動

日軽金グループでは、海外への事業活動の展開に伴って必要とされる語学教育について、さまざまな形で対応しています。海外派遣者に対して赴任前に実施する留学や異文化研修はもとより、赴任中の現地での語学レッスンや長期出張者に対する事業所単位での支援も行っています。
(2018年10月 更新)

ネイティブ講師による語学レッスン
ネイティブ講師による語学レッスン

異文化研修

日軽金グループでは、海外での事業活動で必要となるグローバルマインドやコミュニケーションの習得を目指した異文化研修を実施しています。この研修では、従業員が将来にわたってグローバルな環境で活躍するための能力開発を行っています。
(2018年10月 更新)

異文化研修の様子
研修の様子

紛争鉱物問題への対応について

日軽金グループは、コンゴ民主共和国やその周辺諸国で採掘されるスズ、タンタル、タングステン、金の4鉱物(3TG)およびそれらを使用した製品を使用しません。

この方針を徹底するため、お取引先のご協力のもと、調達材料、製品に含まれる3TGの原産国を確認し、必要に応じて開示します。
(2018年10月 更新)

CSRの取り組み