日本軽金属ホールディングス株式会社

トップメッセージ

「チーム日軽金」として社会課題の解決に積極的に取り組んでいきます

日本軽金属ホールディングス株式会社 岡本一郎

新・中期経営計画の順調なスタート

日軽金グループは、2016年度から3ヵ年の新たな中期経営計画をスタートさせました。計画では、「グループ連携による新商品・新ビジネスモデルの創出」「地域別×分野別戦略による事業展開」「企業体質強化(事業基盤強化)」の3つの基本方針を掲げています。この中期経営計画の1年目として、2016年度は順調に滑り出すことができたと考えています。営業利益は302億円と、10年ぶりの高水準となりました。2016年12月には、24年ぶりに中間配当も実施し、通期として5期連続の増配となっています。好業績を反映して財務体質の改善も図られ、D/Eレシオは1を切ることができました。これらを維持しながら、さらに成長に向けて進んでいきたいと考えています。原油安に代表される追い風などもありましたが、私は、私たち日軽金グループの持っている独自の企業価値とは何かを徹底的に考え、それをベースにグループを挙げて事業を推進していくという取組みこそが、この順調なスタートの原動力だと思っています。

日軽金グループの企業価値

私たちの企業価値とは何か。それは、アルミをベースとした素材総合メーカーとしての強みを深く探求し、お客さまが心の中で思っておられる「欲しい」をどう満たすことができるか、そこにかかっていると考えます。日軽金グループの経営方針の冒頭に掲げる「アルミとアルミ関連素材の用途開発を永遠に続けることによって、人々の暮らしの向上と地球環境の保護に貢献していく」という経営理念にも示されているとおりです。

この理念のもと、日軽金グループは、アルミにこだわり続け、グループの強みであるアルミに関する総合的な蓄積を活かし、収益力の高い事業構造を構築するとともに、事業活動を通じて広く社会に貢献していくことを目指しています。私たちが「横串活動」と呼ぶグループ横断的な開発活動の強化などを通じて「チーム日軽金」としての一体感を高め、さまざまな商品・サービスをお客さまのニーズに合わせて創造・提供していきます。こうした活動により私たちは、規模の拡大路線とは一線を画した「異次元の素材メーカー」としての姿を追い求めています。結果として、例えばリチウムイオン電池関連材料、スマートフォン向け材料などにおいて、素材となる合金開発から加工・表面処理技術に至るまでの幅広い事業領域の組合せによって、高付加価値の新商品群を創出することにつながりました。

グローバル化の進展とCSRの取組み

さまざまな形で世界経済が一体となる中、日軽金グループの海外展開も着実に進展しています。重要市場と位置付ける北米において、今後アルミニウム使用の拡大が見込まれる、自動車、電機・電子、食品・流通分野をターゲットに、マーケティング拠点の確立に着手しました。また、タイでは、自動車向け二次合金事業を行う日軽エムシーアルミ㈱の現地法人が建設を進めていた第2工場が稼働を開始したほか、インドでは、東洋アルミニウム㈱が塗料向けアルミペーストの製造・販売を行う合弁会社を設立しています。国内の人口減少、少子高齢化を考えると、海外展開の流れは必然といえます。

他方で、地球温暖化などの地球規模の課題とともに、進出先の国々には、各国それぞれ固有の課題が存在しています。国連では一昨年、SDGs(持続可能な開発目標)が採択されました。この中で示されている環境問題や人権・多様性への配慮など、持続可能な世界の構築に向けて、中長期的な視点で課題の解決に貢献していくことも、日軽金グループに求められる重要なCSR活動と考えています。私たちは国内外を問わず、コンプライアンスの徹底はもとより、「人財」としての従業員の安全・働き方の再点検や女性活躍を含むダイバーシティ推進、サプライチェーンにおける人権の確保、環境保護や生物多様性保全のための活動などCSRの幅広い課題に、引き続き積極的に取り組んでまいります。

今年のCSR報告書は、SDGsに代表されるグローバルな動きも意識しつつ、「チーム日軽金」として「異次元の素材メーカー」の姿を追求し前進する、私たち日軽金グループが取り組むCSR活動の成果と課題を報告させていただきます。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。

2017 年 8 月
代表取締役社長

日本軽金属ホールディングス株式会社 岡本一郎

中期経営計画の主要指標と実績

中期経営計画の主要指標と実績

 

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