日本軽金属ホールディングス株式会社

チーム日軽金
プロジェクト

チーム日軽金プロジェクトで創出された
製品・取組みをご紹介します。

Project #1熱対策

「熱の困りごと」に、お客さまの求める価値以上で応える。

私たちが電子機器を使うと、必ず不要な熱が出ます。その熱を適切に制御することは、機器の性能向上に不可欠であることをご存知ですか?日々ハイスピードで進化していく情報通信機器やハイブリッド自動車、発電機器の熱対策をどのように行い、お客さまのご要望に応えていくのか。アルミのリーディングカンパニーである日本軽金属グループのメンバーにお話を伺いました。

チーム日軽金「デバイス冷却チーム」/日軽金アクト(株)/日本軽金属(株) 熱交事業部/日本軽金属(株) 化成品事業部/日本軽金属(株) メタル・素形材事業部/日軽松尾(株)/東洋アルミニウム(株)

日本軽金属株式会社 技術・開発グループ グループ技術センター 解析・設計グループ「中村 拓海」×日軽金アクト株式会社 熱対策プロジェクト プロジェクトリーダー「玉石 雅敬」

日軽金が手掛ける熱対策とは

チーム日軽金「デバイス冷却チーム」ではどのような熱対策を行っていますか?

電子機器の小型化や電子部品の高集積化に伴い発熱密度が増加している分野、例えば電気自動車や情報通信機器などに適用される半導体などに関して、お客様のご要求に適合した性能を有するアルミ製冷却器(ヒートシンクなど)でサポートする取組みとなります。

アルミが熱対策に適している理由

熱対策におけるアルミの強みは何ですか。

アルミは他の金属と比べて、軽い、加工性がよい、熱を伝えやすいなどの特性があります。
実は、熱を伝えやすいという点のみでいえば銅が、軽さという点のみでいえばマグネシウムの方が機能としては優秀です。しかし、加工性、リサイクル性など、さまざまな条件を加味した場合、アルミはあらゆる特性に優れた金属であり、総合的に熱対策に適していると考えています。その他の長所として、耐食性がよい、電気を伝えやすい、強度が高い、低温に強い、そして外見が美しいという点も特筆すべきことだと思います。

会社を超えたチームの連携ソリューション

アルミのことを知り尽くしているのですね。

日本軽金属グループは、アルミの原料から加工製品に至るまで一貫した総合メーカーなので、アルミのあらゆる材料工法、加工工法でご要望にお応えできると思います。これは他社にはない強みだと思いますね。そうなるとグループ内で色々な相談が絶えないのですが......(笑)。例えば本来、日軽金アクトはアルミの押出工法が専門なのですが、ご相談内容によっては、鋳造や圧延工法などもご提案しています。異素材が必要だと判断した場合は、アルミと銅を組み合わせたご提案もいたします。ようするに、グループの総合力は、異なる事業ユニットをマーケットインの発想で横断的につなぐ「横串」体制を基盤とした「チーム日軽金」としての一体感であると考えます。

チーム日軽金「デバイス冷却チーム」に寄せられる熱対策で、主な冷却対象は何ですか?

昔は、民生機器や産業機器などに搭載される電子機器が主流でしたが、最近では、近年の環境規制などで伸長が期待されるハイブリッド自動車などに適用される制御機器なども増えています。

ハイブリッド自動車や電気自動車などの技術進歩のスピードは速そうですね。

はい、自動車の商品開発サイクルは、通常約4年程度なのですが、インバーターなどはモデルチェンジ毎に新しい技術が導入され、発展は目覚ましいです。それに伴い、熱対策の新提案も求められています。お客さまからの要求値が年々上がっている中、新しい技術や提案を続々と出せるように努めます。

最先端でいるための「先回り提案」と、「先回りの技術の仕込み」

お客さまからの要求値に答えるために、意識していることはありますか。

まず、私たちは「お客さまの求める価値以上」というビジョンを掲げています。クオリティ、コスト、精度、スピードにおいて、及第点ではなくそれ以上で応える。そのためには、チーム内での速度が重要になるので、情報発信-共有するスピードを常に意識しています。また、お客さまから明確なオーダーが来る前に、お客さまが悩んでいることや悩みそうなことに先回りして解決案をご提示しています。この先回り提案をするためには、さらに先回りの技術の仕込みが必要となります。

「先回りの技術の仕込み」とは具体的に何でしょうか。

営業、開発、製造がチームになって、日常的にお客さまと打ち合わせをしていると、数年に一度「潮目」があるんです。「今までのやり方では、通用しないな」という漠然とした予想ですね。その感覚を持ったらすぐ内々に研究開発を始め、あらかじめ解決策を探っておきます。それがあってこそ次の機会に素早く提案ができ、数あるサプライヤーの中で1番に顔が浮かんで「とりあえず相談してみよう」と声をかけていただくことが増えていくのだと考えています。

アルミにこだわりながら、お客さまファーストで対応

チーム日軽金「デバイス冷却チーム」の営業に望まれることは何ですか。

私たちのチームの営業は、技術の知識が豊富で、その場でお客さまにレスポンスできるのが強みです。今後も短期的な顕在ニーズのみならず、5年、10年先の中長期的な潜在ニーズなども拾い上げてほしいと思います。

チーム日軽金「デバイス冷却チーム」の技術・開発に望まれることは何ですか。

技術・開発を見ると、お客さまのニーズに応えてよくここまで成長してきたという思いと、まだまだ道半ば、という思いがあります。今後も製品設計力の向上など、お客さまの求める価値以上を提供できる技術を磨き続けてほしいですね。

今後のチーム日軽金「デバイス冷却チーム」の展望を教えてください。

チームとしては、情報発信-共有のスピードをもっと高めていくこと、そして、アルミの本来的な価値とグループ各社が有するイノベーションを掛け合わせ、オンリーワンの価値創造を目指し、アルミという素材にこだわりながらも、要望に対して柔軟に問題を解決していく姿勢でいたいと考えています。