日本軽金属ホールディングス株式会社

品質マネジメントシステム

品質保証・管理活動の方針

日軽金グループは、品質方針に基づき、品質保証・管理活動を推進しています。また、特に重要な項目については運営方針を定め、積極的に取り組んでいます。

品質方針

特長ある製品とサービスを確実な品質および安全性とともに提供することにより、お客さまの信頼を確保する

2019 年度活動方針

1. 製品・サービスの開発から量産までの各段階で現地・現物と原理・原則の徹底に基づき、安全性・品質を確保する。
2. お客様の要望を的確に把握し、それを上回る品質・安全性を提供することにより、お客様の満足と信頼を獲得する。
3. 法令遵守・品質リスク管理の強化により、社会的信用を確立する。
4. グローバル展開リスクを削減するため、対応可能な品証スキルを持った人財を育成する。

 

品質マネジメント体制

品質保証・管理活動のための組織体制
  • 品質保証・管理活動のための組織体制

 

(1) 品質保証部門の独立性確保

品質保証部門の独立性確保のため、日軽金HD社長直轄の製品安全・品質保証統括室(室長:品質保証担当役員)を設置し、全ての会社・部門の品質保証部門を直接統括しています。

 

(2) 重大品質事項に関する報告義務

日軽金グループでは、人身に係る欠陥やリコールなどの重大な品質問題が発生した場合は、責任の所在に関わらず情報を速やかにグループ内に展開しています。

2018 年度は8 件の報告がありました。

 

重大品質事項に関する報告件数

  • 重大品質事項に関する報告件数

速報・リコール内容(2018年度)

  • 速報・リコール内容(2018年度)

(3) 安全性、品質、法規制への適合を客観的に評価する「審査会議」

審査会議は、商品の上市、量産品の材料や工程などの重要な変更があれば必ず実施され、対象の商品・サービスが合格するまで何度も見直しを行います。

また、法令遵守、製品安全、要求品質の適合を確実にするために多面的な検討を行います。例えば、お客さまと約束した仕様が実現可能な購買、生産工程、コスト、検査方法となっているかなどについて、専門的な見地で確認します。無理な仕様が検出されれば、工程改善を行ったり、お客さまと仕様変更の交渉を行ったり、それでも無理であれば受注を辞退することも選択肢のひとつです。

審査会議の対象となった商品・サービスの件数

  • 審査会議の対象となった商品・サービスの件数

(4) 試験・測定体制のチェック

日軽金グループは、毎年11月の品質月間に合わせ、品質総点検を実施しています。

2018年度は試験・測定体制のチェックをテーマに総点検を実施しました。

 

総点検の内容

1 計測機器類が適切に管理・使用されているか
 ・ノギスなども含む全測定機種の設置リスト・配置状況の提出
 ・検査・測定手順などの整備や運用の状況
2 測定データが適切に取り扱われているか
 ・出荷検査表記載データと検査の原始データの照合

 

(5) 品質保証ネットワークの構築

日軽金グループは、品質保証部門の独立性をより強固にするため、グループを横断した品質保証ネットワークを構築しています。品質担当役員を委員長とする「品質委員会」では、グループの品質方針の伝達、品質マネジメント推進計画の承認を行います。またグループ内で発生した品質問題や品質監査の結果などを共有し、ディスカッションなども行い品質保証レベルの向上に努めています

 

(6) 品質監査

毎年グループの拠点を対象に品質監査を実施し、前述(1)~(5)までの対策が継続的に実施されていることを確認しています。これは、品質上の改善点を被監査部門と共有し、品質保証レベルのさらなる向上を目指す活動です。

2018年度は66拠点に対して指摘131件、提案138件を行いました。

  • 品質監査の様子

    品質監査の様子

品質保証に関するガイドライン

昨年日本の製造業で顕在化した品質問題については、アルミニウム業界でも例外ではありません。(一社)日本アルミニウム協会では「品質保証に関するガイドライン」が策定されました。このガイドラインは「不適切行為を発生させない・発生していない状況を継続させる」を目的としており、日軽金グループもワーキンググループメンバーとしてガイドライン策定に参加しました。

現在、ガイドラインに準拠するためにグループ内で課題を整理し、対策に取り組んでいます。

 

品質人財の育成

品証統括室はグループ全体の品質保証レベルの向上を目的とした品質教育を実施しています。これまで行ってきた集合教育や品質自主研に加えて今年度より新たな取組みとしてグループ内品質人財交流をスタートしました。

これは、品証統括室でグループ会社より派遣された人財を受け入れ、実際の業務を通じてグループの品質保証を担える人財を育成する活動です。

品証統括室に着任した担当者の声

田中 幹夫様

派遣元:日本軽金属㈱名古屋工場
田中幹夫

グループ内には、さまざまな事業を行っている工場があり、品質保証に対する考えもさまざまであることを実感しています。それらの工場の品質保証担当者との交流を通じ、知見を養うことで、常に顧客目線で考えられる品質保証マンになりたいと思います。

北添 賢一様

派遣元:日軽形材㈱
北添賢一

今までは、品質監査を受ける側の立場でしたが、今回の人財交流を通じ監査を行う側の視点を養い、今まで気づけなかったことなどを気づき、改善できる腕を養いたいと思っています。


 

製品・サービスの提供における法令違反件数

2018年度は、製品・サービスの提供において、法令違反はありませんでした。

 

製造現場での品質向上活動(NPS)

日軽金グループでは、各社の業態や製品に最適な品質向上活動を行っています。QC活動、小集団活動、NPS、改善提案制度など、さまざまなアプローチを製造現場で行い、品質管理水準の向上を図っています。ここでは、人財育成に貢献しているNPS活動について紹介します。

NPS活動を通した人財育成

NPS活動(New Production System)とは「経営効率の向上」と「人財育成」によって、最も効率よくモノをつくり、マネジメントしていく活動です。一般的な改善活動と違い、コスト改善や品質向上だけに留まらず、それらを担う人財の育成にも重点を置いた活動が特長です。日軽金グループでは、担当役員を置き、グループ全体で取り組んでいます。

「NPSトレーナー教育」は、さまざまな分野の人が一つの現場に集まり、1週間かけて生産ライン改善を行うプログラムです。設計、営業、製造、品質保証など、違った立場の人たちとの議論を通じて、自らのレベル向上を図ることができます。

こうした教育は、グループ各社で行われており、プログラムを修了したトレーナーは、各職場の自主研究会などで活躍しています。この活動は1984年から始まり、これまでに741名がトレーナーとなりました。
(2013年10月掲載)

活動風景

  • 作業改善活動

    作業改善活動

  • 発表会の様子

    発表会の様子

CSRの取り組み