重要課題の選定に向けて
一昨年来、持続可能な社会の実現に向けて重要課題の選定を進めています。「2019~2021年度中期経営計画」の中では、その探索過程で得られた「安全」「品質」「環境」の3つの要素を重要課題の仮説としました。これらは日軽金グループの経営方針から導き出したものです。「アルミのことなら日軽金」を支えるエッセンスを経営方針の中から抽出しました。すなわち、私たちがこれまで大切にしてきたことであり、社会の中でお役に立てていることです。それらを「経済的価値」と「社会的価値」で仕分けし、経済的価値と社会的価値がともに高い区画にある方針などをグルーピングしたところ、「安全」、「品質」、「環境」の3つが導き出されました。それぞれの要素は機会とリスクの両側面があります。例えば、「安全」には、労働災害のリスク、製品・サービスの欠陥が発生するリスク、サプライチェーンが寸断するリスクなどがあり、半面、安全な 街づくりやより安全・安心な食品・医療商品・サービス需要の高まりなどの機会があります。「品質」は、商品・サービスの品質とそれを支える品質保証システムです。それらが上手く機能すれば日軽金ブランドは高まりますが、品質偽装などの問題が発生すれば大きなリスクとなります。「環境」には、事業活動による環境汚染、高負荷を与えるリスクがありますが、半面、環境負荷を軽減したり、改善したりできる商品・サービスは機会になります。
2019年度は、これらの3要素を基礎とし、現在および将来の課題や、将来生み出す企業価値にとって大切なことを念頭に検討を重ねました。気候変動リスク・機会へどう適応・対応するのか、SDGsが目指す持続可能な社会の実現へ日軽金グループとして何が貢献できるのか、より具体的な商品・サービス、事業、取組みを探索しています。

日軽金HD中期経営計画より



その結果、6つの重要課題が浮かび上がりました。

- トップメッセージ
- CSR報告書
- 事業を通じた取組み
- 日軽金グループと社会のかかわり
- 新橋移転プロジェクト(2020年度特集)
- アルミでサステナブルな社会へ(2019年度特集)
- 想いをカタチに Through and Through Nikkeikin(2018年度特集)
- ツナグを創るNikkeikin(2017年度特集)
- 未来の扉をひらく異次元の素材メーカー(2016年度特集)
- ミライをつくるみんなの想い(2015年度特集)
- もっと快適に、もっと軽やかに、もっとアルミニウム(2014年度特集)
- 地球とあるみらい(2013年度特集)
- 地球がよろこぶDNA(2012年度特集)
- CSR推進
- CSR推進体制
- 日軽金グループのCSR推進計画
- 重要課題の選定に向けて
- 組織統治
- コーポレート・ガバナンス
- 株主・投資家との関わり
- 内部統制
- 社外取締役インタビュー
- 人権
- 人権方針
- 人権に関する取組み
- ダイバーシティ・マネジメント
- 対談 ~共生社会の実現に向けて~
- 働くママの声
- 労働慣行
- 雇用
- 安全衛生
- 新型コロナウイルス対応
- 人財育成
- ワーク・ライフ・バランス
- 環境
- 環境マネジメント
- 環境目標と実績
- マテリアル・バランス
- 温室効果ガス排出削減
- 大気・水質保全
- 廃棄物削減と再利用の取組み
- PRTR届出物質排出量
- 生物多様性保全
- 持続可能な資源の利用
- 環境教育
- 環境会計
- 公正な事業慣行
- コンプライアンス
- CSR調達
- 知的財産の保護
- 通関業務管理制度
- 消費者課題
- 品質マネジメントシステム
- 品質監査
- 品質保証レベル向上の取組み
- 製品含有化学物質管理
- 製品・サービスの適正表示に関する取組み
- 分析・試験体制
- ISO9001取得状況
- コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
- 社会貢献方針
- 災害対策
- 地域・社会との関わり
- 教育活動
- 顕彰実績
- 社会貢献会計
- 雨畑ダム周辺地域における浸水対策について
- データ編