日本軽金属ホールディングス株式会社

廃棄物削減と再利用の取組み

廃棄物および副生成物の排出量と処理の推移(千㌧)

年度201620172018
再利用・減量分 40.9 37.3 48.4
最終処分(埋立) 3.9 3.5 3.5

 

完全生分解性紙容器の開発と今後に向けたアライアンスの検討(東洋アルミエコープロダクツ(株))

地球規模の課題である海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、廃棄物の適正管理やプラスチック製品の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の強化、生分解性に優れたプラスチック、紙などの代替素材の開発と普及の促進が求められています。

このような世界情勢の中、東洋アルミエコープロダクツ(株)はパルプモールド※1容器の開発による紙容器のバリエーションアップなど、紙容器事業の製造・販売を強化することで、企業として持続可能な発展を目指してきました。

現在製造・販売している全ての紙容器は表面にプラスチックを使用しているため完全に土に還るわけではありません。そこで、新たな取組みとして生分解性プラスチックを利用した紙容器を開発しており、2019年度に発売する予定です。

また、こうしたイノベーションを加速するための交流の場として設立された「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス※2」にも参加予定です。
今後も海洋プラスチックごみ問題解決のため、使い捨てプラスチックに置き換わる紙容器事業を通して地球環境保全に貢献していきます。
(2019年10月 掲載)

※1 パルプモールド:パルプを水で溶かし、金網で抄き上げた後、乾燥させてできる紙成形品。形状の自由度が高く、食品トレーとして幅広いニーズに応えることができる。
※2 クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス:経済産業省の主導により、159社・団体(2019年1月11日時点)が賛同して設立。海洋プラスチックごみ問題解決のため、多様な企業間連携の促進などを進めていく。詳細は経済産業省ニュースリリース(2019年1月18日)「「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」が設立されました」に掲載されています。
https://www.meti.go.jp/press/2018/01/20190118007/20190118007.html

マイクロプラスチック削減の取組み((株)エヌティーシー)

(株)エヌティーシーでは、社長の提案でマイクロプラスチック削減の取組みを始めました。今までは、来社されたお客様にプラスチック製の使い捨てストローを提供していましたが、それを廃止するとともに、お客様に取組みを伝えるためのミニボードを作成しました。お客様からは「よい取組みですね」というお言葉を多くいただき、従業員だけでなくお客様の環境に関する意識も高めていただくよい機会になっています。

これからも身近なところから、できる取組みを見つけて、実行していきます。
(2019年10月 掲載)

廃硫酸処理をゼロに(日軽新潟(株))

日軽新潟(株)では、アルミニウム表面処理で硫酸を使用しており、毎月約100㌧の廃硫酸が発生していました。2016年5月に、硫酸を回収し再利用する装置を導入し、廃酸処理のゼロ化を達成しました。この装置は圧力透析という表面処理分野では新しい手法を用いています。
(2019年10月 更新)

硫酸回収装置
硫酸回収装置

 

ボイラー燃焼ガスによる中和処理施設を稼働(日本軽金属(株)清水工場)

日本軽金属(株)清水工場で発生する排水汚泥の主成分は、アルミナの原料となる水酸化アルミニウムです。これを回収するために、ボイラーから排出されるガスに含まれるCO2 を利用した中和処理施設を設置し、2015年より運転を開始しました。これにより、年間590㌧(計画値)の原料回収が見込まれ、資源の有効利用に効果を上げています。また、この設備の稼働によって、年間約760㌧のCO2(計画値)の吸収が見込まれます。
(2019年10月 更新)

ボイラーから排出されるガスによる中和処理施設

ボイラーから排出されるガスによる中和処理施設

リターナブルパレットの開発、運用(日軽新潟(株))

日軽新潟(株)は、2008年度からトラック面体製品の輸送にリターナブルパレットの運用を開始し、物流領域の環境負荷軽減を実現しました。従来は緩衝材と段ボールの組み合せによるワンウェイ梱包であり、使用先でそのほとんどが廃棄されていました。

これを専用リターナブルパレット及び専用緩衝材の開発を行うことにより、梱包資材費の削減、車輌への積載効率向上による運賃の低減、梱包材廃棄物の低減効果が得られ、2008年度において年間約100トンのCO2排出削減が認められました。ISO14001システムのサイト統合を完了した日軽金アクト(株)のリーダーシップの下、関連するパートナーが工夫を重ねたことが成功につながりました。
(2019年10月 更新)

  • 従来のワンウェイ梱包

    従来のワンウェイ梱包

  • リターナブルパレット

    リターナブルパレット

廃棄物のリサイクル(日本フルハーフ(株))

日本フルハーフ(株)では、バンボディーのドアに使用されるガスケット(パッキング)のボビンを従来のダンボール製から化成品製の分解・組立可能なものに変更しました。これにより、再利用可能となり、通いパレットで返却を行っています。この他に、ダンボール箱での部品の納入についても、積極的に通いパレット化を促進しています。
(2019年10月 更新)

  • 施工されたノンフロンパネル

    変更前
    (ダンボール製ボビン使用)

  • 施工されたノンフロンパネル

    変更後
    (化成品ボビン使用)

  • 施工されたノンフロンパネル

    分解され、通いパレットで返却

苫小牧ゼロエミッションネットワーク(日本軽金属(株)苫小牧製造所)

日本軽金属(株)苫小牧製造所は、苫小牧市内に立地する企業10社とともに、廃棄物低減への取り組みの推進と苫小牧エリアの循環型社会を目指した企業行動の一助とすることを趣旨とした「苫小牧ゼロエミッションネットワーク」に2001年の設立当初から参加して、活動を行っています。
 6ヵ月ごとに開催する情報交換会において、近年では廃棄物低減以外にも、省エネルギー活動などさまざまな環境への取り組みを報告し、情報を共有することで効率的な環境対策を推進しています。また、廃蛍光灯及び廃乾電池の共同回収によるコスト削減や、産業廃棄物処分場の合同監査なども継続して実施しています。
 また、情報交換会には学識経験者を招聘してアドバイスを受け、実効ある解決活動につながる取り組みを展開するとともに、地域への情報発信も行っています。
(2019年10月 更新)

  • 苫小牧ゼロエミッションネットワーク

    苫小牧ゼロエミッションネットワーク情報交換会

  • リターナブルパレット

    廃蛍光灯の共同回収

ネットワーク会員各社(50音順)

  • ◆アイシン北海道(株)
  • ◆いすゞエンジン製造北海道(株)
  • ◆出光興産(株)北海道製油所
  • ◆王子製紙(株)苫小牧工場
  • ◆JX金属苫小牧ケミカル(株)
  • ◆清水鋼鐵(株)苫小牧製鋼所
  • ◆(株)ダイナックス
  • ◆トヨタ自動車北海道(株)
  • ◆日本製紙(株)勇払工場
  • ◆北海道曹達(株)
  • ◆日本軽金属(株)苫小牧製造所

廃材を利用した地域活動(日本軽金属(株)名古屋工場)

日本軽金属(株)名古屋工場ではアルミニウム・スラブ(アルミニウム板製品用素材:アルミニウムのブロック)の物流に際し、アルミニウム同士の接触を避けるためにスペーサ(緩衝材)を用いています。このスペーサは、約10cm角で長さが約1m前後、重量は一本10kgほどのしっかりした木材ですが、これが廃木材として年間におよそ2,500本も発生し、これまでは銭湯の燃料、製紙原料等に利用されてきました。

また、名古屋市では2002年から行政と地域・市民の方々が一体となって展開している地域・市民参加型環境活動『荒池緑地の水系復活プログラム』において、この廃スペーサを資材として活動に役立てることができました。廃スペーサは木材として、池の周りや公園の施設(階段、小道、テーブル、看板等)に利用されています。

今後も、名古屋工場はこの廃スペーサの提供を続けながら、地域の身近な環境問題に目を向けていきます。
(2019年10月 更新)

  • 廃材から作られたベンチ

    廃材から作られたベンチ

CSRの取り組み