日本軽金属ホールディングス株式会社

ニュースリリース

2024/01/04 (p2024010401hd.pdf)
ニュースリリース

2024年 社長年頭挨拶(要約)


2024年1月4日

2024年 社長年頭挨拶(要約)


日本軽金属ホールディングス株式会社
代表取締役社長 岡本一郎

 

 皆さん、あけましておめでとうございます。そして、ご安全に。
 毎年冒頭で安全と健康の話をします。それは、皆さん一人ひとりの安全と健康をしっかり守ることが、皆さん、そしてご家族の幸せにつながると確信するからです。今年も一人ひとりが 「安全と健康がすべてに優先する」 を心がけて、日々を過ごしていきましょう。

 昨年3月29日、ほぼ2年間懸案であった品質問題に関し、特別調査委員会から調査報告書を受領、直ちに公表しました。現在は、対策の実行を通して本格的な改革へと、大きくステージが変化しています。これは単なる是正ではなく、局所的な改善にも留まらず、私たちの組織文化、風土の根底からの改革です。グループに関わるすべての人が、自分事として、根こそぎすべての問題から縁を切る。新年にあたり、この気持ちをまず従業員の皆さんと強く共有したく思います。
 品質問題の改革の一つとして、昨年グループ行動理念を策定しました。これはグループ16社36名の中堅・若手従業員が中心となり起案し、仲間内の思いが強くこもる生き生きとしたものとなりました。この理念に基づき、社員一人ひとりがこれまで以上に自由闊達に意見を言い合い、仕事にやりがいを感じる明るい企業グループを目指します。

 昨年5月、2025年度を最終期とする23中計を世の中に発表しました。一昨年に発表した22中計をベースとして踏襲しながら、ここ一年で起こったグループ内の大きな変化と、地政学的リスクの高まり、より緊急かつ重要となった地球温暖化をはじめとする環境問題への対応など外部的変化を、再度加味、深く検討したうえで計画したものです。
 日本軽金属グループ2023年中期経営計画、基本は攻めです。柱とする方針は2つ。
1.新生チーム日軽金への取組み
2.社会的な価値の創出に寄与する商品・ビジネスの提供

 このために本年は、グループ経営資源の再配置、経営と執行の分離、組織のグルーピングによる資源の集約など根幹となる経営問題への対処、および日軽金ALMOの順調な立ち上がり、日軽パネルシステムの下関第2工場竣工などたくさんの計画を実行していきます。とりわけ、日軽金ALMOは日本軽金属グループにとって初めてのマーケット横断的事業部門として今後のグループ事業運営の試金石となり、成長の礎になるものと期待しています。
 さらに、重要なこととして、私たちは一つのチームとして戦っていることを強く認識していただきたい。一人ひとりが仲間であり、ライバルでもある。お互い独立した人間として、励まし、支え、叱咤し、切磋する。決してもたれあわない。共に笑い、共に泣く。お互いの思いを伝播し、心に小さな火を灯し続ける。そして、常に次なる高みを目指す。それがチームです。この仲間とこの時間を共有してよかったと心底思える企業グループにしていきましょう。

 本年はビジネスを軌道に戻しながら、さらに良い日本軽金属グループを目指して改革を断行していく年と規定します。今までの常識の延長線上に私たちの未来はありません。「チーム日軽金として異次元の素材メーカーへ」 新しい挑戦を恐れず、共に果敢に立ち向かっていきましょう。ありがとうございました。
ご安全に、そしてご健康に。


以 上

 

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本件に関するお問い合わせ:日本軽金属株式会社 広報室(平日9:00~17:30 TEL:03-6810-7160)