アルミナ化成品、地金セグメントにおきましては、合金事業における新会社、日軽エムシーアルミの発足があり、今回から、従来のメタル合金事業部に代えて、動向の説明をさせていただきます。
まず、アルミナ・化成品部門では、足元で一部ユーザーに在庫調整の動きが見られるものの、全体では引き続き需要は堅調に推移するものと見込まれます。ボーキサイト等の原材料価格上昇の影響も、コストダウンや販売価格是正、高付加価値化により対処してまいりますが、減価償却制度変更の影響があり、前期に比べ売上高は横ばい、営業利益は減少を見込んでおります。
また、地金部門におきましては、合金事業が新会社の発足により増収増益となりますが、日軽エムシーアルミによる今後の事業展開につきましては、次のパートで説明させていただきます。
この部門におけますその他の地金事業などで在庫差益の減少や制度変更に伴う減価償却費の増加などがあり、地金部門全体では、売上高は大幅に増加するものの採算面では若干の減益が見込まれます。
これらの結果、このセグメント全体では、売上高は前期に比べ５６３億円、５１％増の１,６７０億円、営業利益は７億円、６％減の１１０億円と、増収減益を見込んでおります。 |
