板、押出製品セグメントにおきましては、板部門では、コンデンサー用箔地や電機向けの堅調が見込まれることから、前期に比べ売上高は増加すると見込まれます。また、地金以外の資材、燃料価格の高騰に対しまして、加工費の値上げを打ち出し、ユーザーと交渉を行ってまいりましたが、概ねの理解を得られ、採算の改善に寄与するものの、前期にありました地金在庫差益がなくなることの影響が大きく、減益を予想しております。
また、押出部門では、トラック向けが減少するものの、電機・電子向けの出荷が増加し、採算面でも、国内外における自動車部品の販売が増加することや、板製品同様、加工費の値上げの効果が現れることから増収増益を見込んでおります。
このセグメント全体では、売上高は、８１億円、１０％増の８７０億円、営業利益は、板部門の減益の影響が大きく、前期に比べ９億円、１４％減の５５億円と、増収減益となる見込みです。 |
